2022年 株式投資のリターン ~飛躍の年~

ちょっと過去の振り返りもマンネリ化してきましたので、この2022年3月∼2023年3月の1年間のパフォーマンスを見返して、暫く違う話題に移ろうと思います。

前回の記事で2021年度のパフォーマンスに関して書いていますので、そちらも興味ある方は合わせて読んでみてください。

これまで日本版バフェットと呼ぶに相応しい(勝手に私が言っているだけです。笑)、奥山月仁さんの投資手法を軸に、自分なりにファンダメンタル投資を続けてきて早3年近くが経過しました。

完璧なパフォーマンスが残せているとは言い難いかもしれませんが、少なくとも市場平均を上回るパフォーマンス達成や、コロナショックを乗り越え、少しずつ投資の目利き力も付いてきたかな?と自信無さげに思っています。

さて2022年3月∼2023年3月のパフォーマンスはと言いますと、、、私にとってのベストシーズンとな呼べる年となっています。

この1年は想定以上のパフォーマンスを上げられた年でもありましたし、特に銘柄選び含め株価の動きも思惑通りになってくれた、、、、とにかく気持ちイイーー!と言える1年でした。

わたし
わたし

さぁそれでは調子に乗って発表させて頂きましょう、大きく飛躍したと言えるこの1年の成果とやらwo!

2022年度の市場平均パフォーマンス

まず例の如く日経平均と旧マザーズ市場の同期間のパフォーマンスを見てみましょうか。

2022年3月末の日経平均:27,000円程度 
2023年3月末の日経平均:28,000円前後 (+3.7%程度)

2022年3月末のマザーズ:730円程度 
2022年3月末のマザーズ:750円前後 (+2.7%程度)

何ですか、、、この体たらくな出来は、、、これじゃ安〇先生だってガッカリですよ。。。

ただこの期間は米国ダウ平均やS&Pなんかも年間リターンは僅かにマイナスになっていましたので、日本株はそこそこ健闘したと言えるのかもしれません。

2022年度の総合パフォーマンス

それに対して、私の持ち株達のパフォーマンスはと言いますと、、、

・2019年(5月∼12月) :400万 → 550万円(+38%)
・2020年(3月∼翌3月) :1,600万 → 1,800万円(+12.5%) ※配当込み
・2021年(3月∼翌3月) :2,100万 → 2,650万円 (+25%) ※配当込み
・2022年(3月∼翌3月) :2,900万 → 4,000万円 (+40%) ※配当込み
※元金も毎年追加してますが、運用益のみの年間リターン(%)です。

はい、非常に満足のいくパフォーマンスを残す事が出来ました。運用資産がこれくらいの規模になると、決算等が重なったり値動きが激しいタイミングでは±200∼300万円とか1日で変動する日もあるので冷や冷やモンです。

ただ結局中長期で見るとある程度収束していくので、あまり気にはしないようにしています。(でも気になる!)

よく長期投資の場合は一旦買ったら殆ど株価は見なくても良い、短期的な動きはノイズなので、というのが定石的考えなのですが、わたしはつい見てしまいます。笑

まぁその辺は人それぞれなのかな、とエンタメ的に楽しみながら見れる人はチョコチョコ確認してもいいと思いますし、値動き見て一喜一憂しちゃう人は見ない方がいいかもしれません。

今年の主役銘柄達

さぁでは恒例の如く今年の年間リターン40%に貢献してくれた銘柄達を紹介していきます。

①MACBEEPLANET

もうこの年に関してはこの銘柄無しには語れません。とんでもないパフォーマンスを残してくれました。

■企業概要
マーケティング支援会社。アナリティクスコンサルティング(戦略立案・運用支援、データ解析、LTV予測、Web広告の一元管理)、マーケティングテクノロジー(自社商品/Web接客ツール販売)の2事業

購入日2022年月頃
株価4,500円前後
予想PER20倍程度
営業利益率11%
ROE29%
自己資本比率46.2%
配当利回り0%
株価の指標

コロナ禍で様々なB to B系の会社がDX化を進めていきました、その中で特に(Life Time Value:顧客生涯価値)という1人の顧客がどのくらいの収益を生んでくれるか?という指標が広く浸透していっていると私自身本業の業務の中で強く感じていました。

テーマ性も高く、成長性は抜群(営利で30~40%伸びていました)、それでいてPERは20倍程度と非常に割安に思えましたので購入。

見事に読みは的中し、購入後の四半期決算ではほぼ毎回ストップ高を繰り出してくれる銘柄でした。

1年後の2023年3月には株価は20,000円に到達し、何と4倍高以上というパフォーマンスです。

ただ実際には成長が確認出来るたびに買い増しをしていきましたので、最初の取得金額では4倍強でしたが、平均取得価格は1万円弱となり、2倍高程度のリターンになりました。

ポートフォリオ内の金額も非常に大きくなっており、2024年4月現在も利確をこなしながら保有中の銘柄です。

ただ足元バツグンの成長性(前年比倍増の業績)を維持しているにも関わらず、PERは20倍の15,000円程度と暴落しており、バーゲンセール状態になっている(と個人的に考えている)ので更に買い増しを行いました。

これが凶と出るか吉と出るかは。。。。また1年後に分かります。笑

②グローバルセキュリティエキスパート

■企業概要
サイバーセキュリティ教育サービス会社、ビジネスブレイン太田昭和の子会社。民間企業や官公庁向けコンサルティング、脆弱性診断、サイバーセキュリティの実装・運用支援の全体像を網羅した教育サービスを提供

購入日2022年6月頃
株価3,400円前後
予想PER27倍程度
営業利益率13%
ROE30%
自己資本比率41.7%
配当利回り0%
株価の指標

こちらの銘柄も成長性が素晴らしい(前年比50∼80%増)ながらも、比較的PERが割安に見えた事や、サイバーセキュリティ、という今後間違いなく伸びるであろう、と思われる分野に特化した事業を行っている事からテーマ性も高いと考え購入。

こちらも購入後に順調な業績を発表していき、2023年3月には5,500円程度まで上昇しました。

徐々に買い増ししていったので、平均取得金額は4,000円弱程度になっていましたが、8ヶ月程度で45%増という素晴らしいパフォーマンスを残してくれました。

この銘柄もまだ保有していますが少し割高になってしまっているので、ちょこちょこ売却しながら保有額を減らしています。

またガツンと下がれば積極的に買い増ししたい銘柄ですね。

③Mマート

■企業概要
業務用食材・機器のeマーケットプレイス会社。飲食・宿泊・中食業界を買い手とするインターネット食材卸売市場「Mマート」(卸販売の無人化ビジネス)、食材以外の卸売市場「Bnet」を展開。

購入日2022年2~3月頃
株価800円前後
予想PER22倍程度
営業利益率30%
ROE17.5%
自己資本比率67.4%
配当利回り1.55%
株価の指標

こちらの銘柄はまだまだアナログが残っている業務用の卸業界に風穴を開けられそうなサービスを展開しているな、と感じ、利益率も非常に高い(参入障壁が高い証拠)ので購入。

成長性は20~30%/年くらいの見込みだったので、めちゃくちゃ割安!という感じではありませんでしたが、まだまだ市場拡大していきそうに思えたので買い進めていきました。

2023年3月には1,500円程度まで上昇したので、この銘柄も50%程度のリターンをもたらしてくれました。

ちなみに現在も継続して保有している銘柄ですが、会長だか社長のパワハラ問題で株価がかなり暴落したこともあり、足元は1,500円を下回っています。

2022年度 株式投資の総括

こちらで記載した銘柄のパフォーマンスのおかげでかなりの高リターンを得られた1年でしたが、他の銘柄は大きくマイナス圏に沈んでしまっていたものもありました。

この1年は戦略を大きく変えて成長性の高い旧マザーズ銘柄にかなり全ブリしたポートフォリオになっていました。

旧マザーズ銘柄は少し成長性に陰りが出ると一気に売り込まれて、PERが20~30倍程度だった銘柄が一気に10~15倍くらいまで急落する事も珍しく無いです。(つまり株価は半値近くなる)

実際にそういった銘柄を引き当ててしまった1年でもあったのですが、下がるまではそれなりに上がってくれる銘柄も多いので扱いが難しい、、、

かなり利確のタイミングが難しいという意味ではポートフォリオ内の組み込みは慎重にならないと危険だな、と思わされました。

今後はやはりもう少し割安成長株(バリュー株)とのバランスを取りながら運用していく必要がありそうです。

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