こちらの記事で不動産投資を検討されているサラリーマンの方から見て、果たして法人化して法人に不動産を保有させる事はメリットになるのか?について解説させてもらいました。
結論としてはその人の本業の年収次第、将来的に不動産で拡大させたい規模次第、となりますが、ある一定の基準を満たす方は確実に法人化した方がメリットが大きくなります。
それに、、、法人化ってなんかカッコよくないですか?
実際には結婚されている方は確実に奥さんを合同会社の代表社員として、自分自身は表に名前が出ない様な出資者的な黒子に徹した方が良いです。本業の会社にバレる事もありませんので。
ただ裏で実質経営を支配するフィクサー的存在、、、なんて良い響きなんでしょう。
ふふふ、私が影の支配者、、、
勿論こんな陳腐な理由だけでなく実益が伴えば、ですが私も実際この響きに誘われて法人化してしまった、というがかなり大きな理由になっています。
まぁこの部分は参考にしなくても大丈夫ですので、、、笑
ただ会社設立ってなんか大変そうじゃないか。。。?と思ったそこのあなた、確かにサクッと作れるほど簡単ではありませんが、そんなに手間かからず設立可能です。
ネットで叩けば幾らでも会社設立のサービスや方法は出てきますが、
意外と細かいところがよく分からん、、、
と実際になりますので、私が実際に設立した流れに沿って簡単に説明していきます。
Freee会社設立サービスを使うのがお勧め
私は実際にこのサービスを利用して合同会社設立しました。私がグダグダ説明するよりこのサイトの流れの通りにやっていけば問題無いので、是非ご検討の方はこちらお試しください。
ちなみに不動産管理法人を作るのにあたっては株式会社は全く必要ではありません。株式会社を立ち上げようとすると必ず20万円くらい費用が発生します。
合同会社であれば6万円で設立可能です。株式会社は取引先からの信用が高くなるといったメリットもありますが、資産管理会社にそのようなメリットは必要ありません。
ちなみにAMAZONの日本法人は合同会社ですし、信用面ですらそんなに気にする必要はありません、合同会社一択です。
上記サービスを使ってしまえば正直そんなに悩まずに設立出来てしまいますがちょっと分かりづらいなぁと感じた箇所・これ必要無かったやん、、、と感じた箇所を羅列します。
合同会社設立にあたって悩んだ点・分かりづらかった点
思い出しながら書いていくので漏れがあるかもしれませんが、ご勘弁ください。
①登記先の住所をどうするか
これは出来れば現在住んでいる場所にした方がいいです。何故なら以降色んな郵便物がそこに届く様になるから。
私は実は当時住んでいた場所が会社の借上げ社宅的なマンションだったので、何かの拍子で会社登記がバレても困るので、実家の住所で登記しました。
実家もそこまで遠く無い(30分くらい)ので、そこまで大きな弊害は無かったのですが、郵便物を郵送してもらったり、取りに行ったりするのが結構めんどくさいですので、可能な限り(すぐ引っ越す予定の無い)現状住所にした方が良いです。
税金の振込用紙等もそっちに送られてきますし、不動産屋が間違えてそっちの住所に急ぎの書類を送ってしまったり、、、等もありましたね。
あとその住所の管轄の税務署や法務局に出向く事もあるので、遠方の住所は登録しない方が良いです。
②代表社員 をどうするか
結婚されていれば是非奥様を業務執行役員/代表社員とされる事をお勧めします。
お勤めの会社の規定次第でしょうが、副業がグレーな場合、あまり知られたく無い場合はその方が不動産管理法人を持っている事が分かりづらくなるかと思います。
あなたはあくまで出資者として表に名前が出ない様にした方がなにかと都合がいいです。実際の設立した合同会社の定款には下記の通り業務執行役員(代表社員)の欄に黒塗りしていますが妻の名前が表記されています。↓
後これは副次的効果と思いますが、代表社員となる事で奥様ご自身が不動産事業に対しての責任感が芽生えて積極的に業務のサポートを行ってくれる可能性も高まると思います。
勿論役員報酬としてしっかり報酬の支払いも忘れずに(100万を超えなければ専業主婦の方なら税金、社会保険も発生しませんし)
③資本金に関して
これ、かなり分かりづらかったです。
会社設立のタイミングで出資金の払込み、というタイミングがあります。これがちょっと最初よく分かりませんでした。
資本金として振込を行う銀行口座は何でもOKです。振込元の口座名が出資者の名義の口座からどこかの口座へ資本金として設定した額を振り込んだ履歴があればそれで資本金の払い込みは完了です。
私の場合は200万円の資本金にしましたが、私が199万円、妻が1万円それぞれの名義の口座からある口座への振込を行い、その振込のスクショを画像として添付すればOKでした。
つまり口座が3つあればOKで、具体的には私は私名義のみずほ銀行(A)の口座から私名義の楽天銀行の口座(B)へ199万円を振込、妻は妻名義のSMBCの口座(C)から(C)の口座へと振込を行いました。
上記(A)、(B)、(C)のみつの口座があればOKです。別に法人名義の口座をこの時点で用意しなくても大丈夫です。
ちょっと前の話なので入出金のスクショは残っていませんが上記(B)の履歴はこんな感じです↓
↓は定款の出資者の項目です。
④決算期に関して
これは正直何でもOKかと思います。ご自身の好みでいいと思います。
ちなみに私は3月始まり∼2月締めの2月期決算にしました。
世の中の会社は3月決算が一番多いとのことなので、少しズラす事で税理士業務の繁忙期を避けたりして少しでも報酬の交渉をし易くするためや、色んな決算にまつわる処理や申請を行う際に税務署とか混みあうのを避けるためとか、会社設立したのが4月頭だったので、決算業務等面倒事を少しでも先延ばししたかった事が主な理由です。
それぞれ本当に効果あるのか分かりませんがそんな程度の理由です。
⑤法人印の注文に関して
Freeeの会社設立の流れに沿って行くと印鑑をそのまま注文しそうになりますが、もっと安く作りたい場合は他のネット上で印鑑を作成してくれるサービスを使っても問題ありません。
私はハンコの森というところで購入しました。
実印、銀行印、角印、朱肉のセットで5,480円でした、探した限りはこのセットではこれが一番安かったです。
安い印鑑でも特段問題ありませんがせっかくならケチらずもっとしっかりしたの作りたい!という方はそれでも全然OKと思います。(少しいいやつなら、高くても1万円ちょっとで作れると思います)
⑥法人用口座をどうするか
これもよく分かっておらず、Freeeの会社設立サービス内で自然に推薦される、GMOあおぞら銀行で法人用口座を開設しました。
実際に振込手数料等も無料で使えますし(確か回数制限あり?)インターフェースも使いやすそうだったので、良さげだったのですが、、、
実際は融資を受けた銀行に口座開設して当たり前の様にそこを決済口座として使う事になります。融資を受けた銀行に法人口座はGMOあおぞら銀行を使います!とは中々言えません。笑
このGMOあおぞら銀行の口座開設は全部ネット上で完結できるんですが、この段階ではわざわざ手間をかけて開設する必要は無かったな、と思います。
まぁ将来的には法人口座を2つで使い分けてもいいかな、と思ってます。
とまぁ色々書きましたが、分からないところはネットとかで調べながらやれば多少のんびりやっても2~3週間くらいで会社設立~登記までが完了します。
そんなに難しいもんでも無いので是非法人化のメリットを享受できる方はやってみてください!