前回記事にて週末起業という概念に出会い、そして見事にカモにされた話を記事にしました。笑
昔の自分の情弱ぶりは我ながら情けないものがありますが、転んでもただでは起きぬのが私の良いところ(?)でもあります。
しばらく、XOOPSで作成された大分チープなWEBポータルサイトを頑張って運営していましたが、ちょっと機能拡張の面で限界を迎えるタイミングが来まして、どうしよっかなとなっていました。
ちなみに私が立ち上げたポータルサイトですがあるスポーツ施設の検索サイトです。
全国に2,000∼3,000施設くらいある様な施設なのですが、それを効率的に検索できる様にして、行く行くは各施設向けに予約システムなんかを作ったり、色んなイベントを主催したりして事業化出来ないかな、と考えていました。
前回記事に書いた通りにまずはそのとっかかりとなる検索ポータルサイトを、週末起業フォーラム経由でサポートを受けていた講師の方に外注して制作依頼していた様な形だったのですが、段々腑に落ちないシーンが増えてきました。
すみません、こんな検索が出来る機能を追加開発したいんですが、、、
ん~それはね追加で15万くらい開発費かかりますな
え~、そんなにかかるんですか、、ちなみにGoogle上でもあんまり表示されてない様で、もっとSEO対策とかやって検索順位とかも上げられる施策していきたいんですが、、、
ん~でもほら、このキーワードだとGoogleでも8位くらいに表示されてるよ、これ以上施策を打つとなるとそれなりに費用がかかるなぁ。。。
そのキーワードというのは、月間検索数が10回くらいだけの超スモールキーワードだったり、、、とにかく何をするにも金金、、、もう現実的にこの講師を頼ってWEBシステムの開発を続けるのは無理だな、、と悟りました。
というかこの講師の方はあくまで開発の窓口に過ぎなくて、裏で別のエンジニアの方に開発やサポートを委託していたと思われます。そりゃ無駄にお金もかかりますわね、、、
そこで投じた20万ちょっとはかなり名残惜しかったものの、勉強代と思って諦め、自分で何とか自主開発やってやろうじゃねーか!と心に決めました。
独学でのプログラミング習得TRY
上述の通り見事にカモされてしまった私ではありますが、嘆いていても仕方ありません。切替の早さと嫌な事はすぐ忘れられるのが私の強みの1つ!という事でまずは、、、
よっしゃーーーー、やったるで、まずはWEB開発には欠かせない知識のプログラミングの習得や!!
こんな感じでプログラミングを触りだけでも勉強してみる事に決めました。
なんでこんな思考になったかと言いますと、前述した(詐欺)講師とのWEBポータルの開発活動の中で提示される料金が正当なのかどうか全然判断が付かなかったからなんですね。
それとちょっと下心で、、、
ふふふ、もしプログラミング出来る様になっちゃったらWEBサービスBayoutして、ノマドワーカーみたいに自由きままに生きていくのも悪くないな、、、
なんてまた都合の良い妄想に夢膨らませてしまってたのも少しだけあります。(少しだけですよ。笑)
そこでとりあえず有名な学習サイトである、Progateとドットインストール をやってみる事にしました。
最初は基本中の基本であるHTMLやCSSの基礎を超簡単な学習内容で学んでいくので結構楽しいんですよね。
おぉ。。。ブラウザ上に自分が入力した文字が映っとる、、、ちょっとしたWEBページも作れてしまったぞ、、、
こんな感じで最初簡単なうちはサクサク捗ります。
問題はちょっとレベルが上がってきたらです。
私が構想を練っていた検索型のサービスを作るにはJavaScriptとPHPをかなり高いレベルでマスターする必要がありました。
イメージで言うとHOMESみたいな検索サイトを作れたらなぁ~なんて思っていましたが、、、
超考えが甘かった事にすぐさま気づかされることになります。
WEBエンジニアのレベルは千差万別
皆さんWEBエンジニアってプログラミングが出来る人たちで、その技術レベルにそんなに大きな差なんて無いんじゃないの?って思ったことありませんでしょうか。
私は恥ずかしながらそうだったのですが、この世界、超奥が深い事に気づかされます。
自分で少し触りを勉強してみて、そして色々なエンジニアの方々と素人目線でやり取りしてきた私だからこそ言えます。
世の中で「プログラミング出来る」と名乗っている人のMaxレベルが100だとしたら、普通にお金取っているプロの中でもレベル5~10くらいの人もいれば、レベル50くらいの人もいます。(しかも料金相場も10年くらい前は結構滅茶苦茶でした)
今考えると多分私が作りたいとイメージしていたWEBサービスをしっかり作れる人のレベルは30~50くらいの人じゃないと無理でした。(と思います)
そして私が1日1時間ずつくらい、計30時間くらい独学で勉強してみて辿り付いたレベルは、、、多分3~4くらいです。
こんなんじゃWEBサービスはおろか簡単なHPですらサクッと作る事は出来ません。勉強している途中で気づいちゃったんですよね、、、
はい、自力でWEBサービスを作るという淡い期待はすぐに打ち砕かれました。全然無理です。一生かかってもHOMESみたいなサービスが作れるイメージが湧きませんでした。笑
早々に自作に見切りをつけた私ですが、30hくらい手を動かしてみて良かった事はWEBアプリやサイトの大枠の仕組みや概要が理解できた事でしょうか。
何となく全体像がおぼろげながら見える様になったので、エンジニアの人との会話が比較的し易くなったのは大きな前進だったと思っています。
外注でポータルサイトの制作をスタート
早速私は自分が作りたい成果物を作れそうなエンジニアの方を探し始めます。
まず前提として私が作りたいと思っていたサービスはこんな感じでした。
・全国に2,500∼3,000くらいあるフットサルがプレー可能な施設を効率よく検索できる
(公営、民営含む)
・住所は勿論、駅からの距離、特定の路線から、地図上から、料金が安い順から、等様々な検索項目から検索が可能
・上記機能を網羅したWEB検索サービスを立上げて、人が集まる様になったら、施設の予約システムを提供したり、イベントの企画をしたり、ダイナミックプライシングで空き施設を有効利用できる様にする仕組みを作る
こんな事を考えていました。
というのも私がこの構想を持ち始めた当時、フットサル施設の検索サービスは既に世の中に存在したのですがかなり使い勝手が悪く、且つ自分たちが提供する予約システムを導入している施設しか検索結果に出てこない様なサービスだったのです。
私も趣味でたまにフットサルをやったりしていたのですが、結構施設を探したり予約したりするの不便だなー、もっと使い勝手がいいサービス作れないかな、と不満に思っていた事がきっかけでした。
こんなイメージのシステムをサクッと作ってくれるようなイケてるエンジニアはいないかな、、、と
世の中既に大分便利になってたこともあり、こういった希望もクラウドワークスやランサーズといった当時勃興し始めたマッチング型のサービスのおかげで簡単に見つかる様になっていたのです。
上記サービスでWEBポータルの新設を掲げてエンジニア募集を掛けるといとも簡単に募集が集まります。
その中で良さそうな人達を何人か見繕って、条件交渉(料金や制作内容等)を行い、(当時の私にとって)非常に刺さる提案をしてくれた方に制作を委託する事に決めました。
既に週末起業フォーラムで講師に半分騙されてXOOPSで作った原型サービスがありましたので、それをベースにもっとモダンなデザインで、機能拡張をして、という内容で確か10~15万円くらいで契約成立!となりました。
ふふふ、こんな格安でこんな凄いサービス作れる事になっちゃったぞ、、、これは業界を大きく変える確信的なサービスが出来上がっちゃうかもしれないな、、、
なんてまたオメデタイ妄想を繰り広げている私でした。気分はもうやり手の青年実業家と言わんばかりでした。
ただね、、、そんなに上手くいったら世の中皆金持ちですし、そこら中に天才青年実業家があふれている訳ですよ。
当然、妄想通りに物事が進むことは無く、、、結局はこれが無間地獄の始まりになるとは今はまだ知る由の無い私でした。
~続く~