前回記事でご紹介したようにとうとう外注でのポータルサイトの制作を始めました。
クラウドワークスでエンジニアの募集を開始するとあっという間に募集が集まり、提案内容、提示金額が一番良かったと思われるIさん(確か40~50歳くらいのオジサンでした)と契約を締結しました。
当時のクラウドワークスは結構ガバガバで最初にやり取りしている段階から幾らでも直接の連絡先交換出来ちゃいましたし、ぶっちゃけマッチングまでしてしまえば後は直接契約を結べば仲介手数料的な費用が簡単にカット出来ちゃいました。
ただ初めての外注だったこともあり、とりあえずまずはクラウドワークス経由での契約として、早速WEBシステムの制作が着手され始めます。
そんな中のでエンジニアIさんとの初合せのワンシーンです。Iさんは確か九州の方に住んでおり、ちゃんと聞いた事はありませんでしたが、独身ぽい雰囲気をプンプンに醸し出していました。
遠隔なので直接会うのも難しかったので、打合せは基本SKYPEです。
初めまして、この度は何卒よろしくお願いします~
はい~、どうぞよろしくお願いします(タバコスパスパ)
ゴホッ、ゴホッッ!!
(めっちゃタバコ吸うな~)大丈夫ですか?
ところで今回開発をお願いしたい、WEBポータルサイトなのですが、既にXOOPSでこんなサイトを作っているのですが機能拡張が難しいのと、デザインとかイケてないので違うCMSとかに変えたいんですが何とかなりませんかね~
あら~、XOOPSなんて使ってるんですか、、、あんまり見た事ないですね~
やっぱり今ポータルサイト作るならWordpressにした方が良いと思いますよ!
なるほど~、Wordpress使って私がイメージしている様な検索機能持ったサービス作れるんですかね?Wordpressってブログ向けってイメージでしたが、、、
大丈夫ですよ!色々カスタマイズが必要になりますが、私はエンジニア歴20年以上のベテランですから大抵の開発は問題無く出来ます!
お~、心強いです!
そしたらこんな感じの仕様で開発お願い出来ませんでしょうか!(仕様書ワタシー)
まぁこんな感じのやり取りから始まりました、タバコめっちゃ吸ってたまに死にそうなくらい咳き込むのだけは心配になりましたが、基本問題無さそうな方でした。
ここで第一の関門が発生、、、
あ、ちなみに今のXOOPSで作ったポータルサイトですがサーバーとかの契約も全部今制作されている方の名義での契約になってるので、まずそちらをご自身の名義に変更手続きお願いします。
なんと、、、当時よく分からず講師の言いなりになってましたが、サーバーというWEBシステムの心臓部分の契約を握られていたとは、、、これは何とか名義変更しなくてはいけませんが果たしてあの講師が応じてくれるのか、、、一抹の不安を覚えました。
ただ悩んでてもしょうがありません、一歩も引かぬ覚悟で講師に電話をしました。
あ、もしもし~講師さん、実はここから先のシステム開発は自分で進める事にしましたので、まずサーバーの契約名義を移管手続きお願い出来ませんでしょうか?
えっっ、、そうなんですか、せっかくここまで一緒に作ってきたのに残念です、分かりましたでは移管の手続きさせて頂きますね。費用は5万です。
ちょっっ、流石にボッタくり過ぎじゃないですか。。。サーバーの名義移管作業で殆ど実費は発生しないはずですが、、、
ええ、でもこちらも色々手配する必要があって手間がかかりますから、、作業料です。
ちょっと、それは流石にひどくないですか?これまで大分お支払いしてきたわけですから、、最後にお互い揉めたくないですよね?出るとこ出ますよ
(チッッ)、、、分かりました、、、では実働時間考慮して1.5万円でどうでしょうか
まぁこんなにストレートにお互い本音は話してませんが、心の中ではこんな感じの事を考えながら結果としてはまだ割高でしたがここで手打ちとしました。
こうして無事にサーバーの名義も引き継ぎデータの中身の引越しも可能になりましたので、いよいよ本格開発に着手です。
無事にサーバーにも自由にアクセスできる様になりましたので、開発着手の方お願いします。
お疲れ様です、承知しました、では着手しますので2週間程度お待ちください、一度出来上がった成果物をお見せしますね。ゴホッ、ゴホッッ!!
そして約2週間後、、、、WordpressをベースとしたWEBポータルサイトのβ版が完成しました。
おぉ、、結構いい感じのサイトになってるやん、少なくとも前までのXOOPSで制作されたサイトとは雲泥の差や
そうです、ちょっと不安には思ってたんですがIさんはかなりいい仕事をしてくれました。かなり安価にそれなりのサービスをしっかり作ってくれたんです。
この段階で完成したWEBサービスの概要はこんな感じでした。
・全国のフットサルコートを市町村区単位で検索可能
・ユーザーページと管理ページに分かれており、管理ページでは各施設ごとに個別のマイページが割り振られ、内容を自由に編集・更新出来る
当然サイト自体の知名度がこの時点ではゼロですし、全くアクセスも無い状態でした。
この状態からまずはアクセス数を増やすべく、とにかくフットサル施設の情報をどんどん私自身で追加していきました。(こんな知名度の無いサイトにどの施設も自分たちで情報入力はしてくれませんから、最初は自分で入力していくしかありません)
この作業が地味に大変です、大体1つの施設の情報を打ち込むのに10分前後くらいかかります。(施設のHP等から料金や、住所や施設情報等を見易いように纏めて転記する作業です)
東京だけで大体200前後の施設がありましたので、200×10分 = 2,000分 (33hくらい)かかりますので、毎日1~2時間くらいずつコツコツ入力していきました。
とりあえずこんな感じでコツコツ開発を始めたわけですがこのままではまだまだ使い勝手の良いサイトとは言えませんでしたので、今後追加でこんな機能を実装していく予定でした。
・地図上で施設をマッピング・検索できる機能
・路線や駅からの距離から検索が出来る機能
・施設の利用料金順に検索出来る機能
・施設向け予約システム
まだまだ先は長そうですが、、、まぁ気長にやっていくしかありませんね。
■ここまでのWEBサービス制作の為の投資額
・XOOPSでのシステム開発:25∼30万円程度
・Wordpressへのシステム移行:10万円程度
・施設情報のデータ入力:プライスレス
~続く~