前回記事でビットコイン投資によって見事に投資額を3倍に出来た話を記事にしました。
まぁ実際3倍になった、というのは運良くここ数年の底値に近いところで買えた事が要因でしたので、あまり再現性が高い方法があるわけではないのですが、2022年の暴落時にきっとビットコインはこの先まだ上がるんだろうな、と想像できた事が私が思い切って投資に踏み切れた理由です。
そう考えるに至ったのはこちらの書籍を読んだからでした。
お勧め書籍① 仮想通貨 vs 中央銀行
2020年に出版された本なので少し古いのですがビットコインを中心とした仮想通貨を中心に世界の民間企業や中央銀行のデジタル通貨発足・利用を推進させていこうとする試みが様々な視点から描かれており、体系的に学ぶことが出来ます。
正直、、、、結構小難しい事やマニアックな事が書いてあるパートも結構あるので全部真面目に読む必要は無いかもしれません。笑
私も適当に読み飛ばす箇所は読み飛ばして「ビットコインは投資する価値のある通貨なのか?」という問いの答えになりそうな箇所だけを読んでいきました。
細かい箇所は割愛しますが、下記の答えがこの書籍から読み取る事が出来たので、投資に踏み切れたのかな~と思っています。
・GAFAの一角であるFacebook(現META)が作り出そうとした「リブラ(独自の仮想通貨)構想」は素晴らしい仕組みだったにも関わらず失敗、それにも関わらずビットコインは20年以上生き残ってきている
・世界各国の中央銀行が自国のデジタル通貨発行を試みてきている、ただ一部の国ではビットコインを自国のデジタル通貨として承認している
・上記から確実に通貨のデジタル化は今後も進んでいき、その中心にはビットコインが居続けるだろう、と思われる(全ての利用者にとって中立な存在になり得るので)
・2022年の暴落時の時価総額は約4,000億USD(現在の為替で60兆円程度)と既に世界の株式時価総額の中でも20位前後に入る水準(Bank of Americaやウォルマートと近い水準)
※2024年6月現在は約200兆円まで拡大しています。
・BTCの総発行枚数は決まっており、半減期と呼ばれる4年に1度のイベントが存在し供給量が限られている為希少価値が高まっていく(可能性が高い)
大体こんなとこかなぁ、、と!
丁度暴落して暫く価格がヨコヨコに動いてたタイミングなのでこれは半分勘でしたが、そろそろ底値圏かな~と思って上記の様な背景から買ってみた、って感じですね。
ただ、、、、
ビットコイン(仮想通貨)って割高なのか割安なのかの指標が無いんだよな・・・
というのは仮想通貨投資全般に言える悩みかと思います。
例えば株式投資であればPER(株価収益率)といった指標が割安度・割高度の指標として使えたりしますが(実際そんな単純に使えるわけでも無いのですが、、)
仮想通貨はそんなの無いので、買い時・売り時が非常に難しい、というのは投資をする上では非常にネックになるところですね。
なので仮想通貨への投資に関しては前回記事でも書きましたが
- 余裕資金の中の一部だけの金額を投資する
- 最悪半分になってもいいや、という気持ちで投資する
この条件を満たせる方しかやらん方が無難やな~、と正直思います。価格変動が非常に大きいのでね、、、結構メンタリティが大事になってきます。
お勧め書籍② 世界一わかりやすいビットコインの教科書
最近見つけて読んでみたのですが、なんて分かりやすいタイトルでしょう。笑
2022年当時に読んでたら更に仮想通貨投資をする強い根拠になったのにな~と素直に思いましたし、まず読んでみる事お勧めします。
Kindle版だと安いですし、そんなにビットコインの事良く知らない方は読んで損はありません。めっちゃシンプルに要点だけ書いてあります。
中身が非常にシンプルなんであまり細かく書くとネタばれになってしまうので、特に参考になった箇所を要点のみ紹介していきます。
仮想通貨を保有する日本人はまだ4%
らしいです、ただ世界の富裕層な3人に1人が保有している、というデータもあるようでして特に今後日本でETF承認等があったら一気に買い手が増えていくポテンシャルはありそうですよね。
ビットコインの総数と半減期
ビットコインは特定のプログラムによって自動で発行されるシステムが組まれています。通貨の様に中央銀行がインフレや景気刺激策といった形で流通量を調整するような仕組みになっていません。
そしてその総数は2,100万枚と決まっており、4年に一度半減期と呼ばれるタイミングで追加供給されます。ただその名前の通り供給数が半減期事に半量になっていく仕組みになっており、インフレを防ぎ希少価値が高まる様な形になっています。
特に過去の実績を見ると半減期後は価格が高騰しているトレンドがあり、今年は実はそのタイミングえで、2024年4月20日頃に完了しています。
2024年に入ってから既に高騰していたこともあり、半減期完了後に大きな値動きは見られませんが、この高騰も半減期への期待買いが1つの要因だった可能性が高いとも言えます。
ただ過去のトレンドから言うと半減期後の高騰後は一旦価格が下落する傾向があり、今は買い時でないのかもしれません(その辺は個人の判断次第ですね)
金(ゴールド)との対比
私の中ではこの考察が一番おもろい且つ、役に立ちました。
供給量が限られる、という意味で投資商品としての金とBTCは非常に似ている、と言われています。
金の現物ETFにニューヨーク市場に上場したのは2004年、その後1年で時価総額は3倍に成長、20年で400%という成長を遂げているそうです。
また金の金融商品としての現在の時価総額は811兆円で、仮にビットコインの時価総額が同等レベルまで成長するとすると、811兆÷2,100万枚 = 約4,000万となります。
単純比較は出来ませんが現在1,000万程度のBTCはこのレベルまで成長するポテンシャルがある、という事なんですね~
一つの指標にはなる数字ですよね。
まとめ
さて、BTC(仮想通貨)に関するお勧めの書籍を簡単に紹介させて頂きましたが、この2冊に限らずまずは最低限ご自身で勉強頂き、投資に踏み切る際はちゃんと納得してから始める事をお勧めします!(これは仮想通貨に限らず何でもそうですね)
特にBTCはまだ判断基準となる要素が曖昧だったり少なかったりするので、仕組みを最低限理解して、出来るだけ後悔が無いようにしたいですよね。
これが出来ていればある程度価格の増減があっても狼狽を多少は減らせます。笑
特に拘りが無い方は是非まではこの2冊から!