副業でのフットサル施設検索サイト運営 ~どう収益化するか?∼

WEBエンジニアのイメージ画像 副業

前回記事で副業として立ち上げたポータルサイトのコンテンツ作り、システム改良に取り組み始めた様子を書きました。

なんとかコツコツコツコツとフットサル施設の情報を毎日10∼15件ずつとか入力していきまして、ようやく首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の施設情報が段々と検索システム内に格納されていきます。

この時点でこのポータルサイトはまだ首都圏のフットサル場・体育館などフットサルがプレー可能な施設をエリア毎(市町村区ごと)、駅からの距離等から簡単に検索できるだけのシステムでした。

ここに追加で下記の様な機能を追加していこうと考えていました。

・地図上で施設をマッピング・検索できる機能
・路線や駅からの距離から検索が出来る機能
・施設の利用料金順に検索出来る機能
・施設向け予約システム

この中で実際にこのサービスで収益化をしよう!と考えていたのは予約システムを開発して有料(サブスク)で各施設に使ってもらうようにする事でした。

当時フットサルの予約システムは幾つかのサービスが存在していたのですが、最大手はLaBOLAというサイトでした。 LaBOLA

今でこそ殆ど他のサイトは淘汰されてしまい、LaBOLAのみが残っている状態ですが、まだWEB予約システムの黎明期というか、どのサイトも使い勝手が悪かったり、検索性が低かったりで個人的には使いやすい予約サイトを安く提供したら勝てるんじゃないか?とほくそ笑んでいたものです。

一番大きな課題は複数の予約システムが存在するがゆえに利用ユーザーが一括でフットサル場を検索出来ない事でした。

例えば、、、東京のフットサルコートの30%くらいがLoBOLAで検索・予約できるが、残り10~20%ずると他社の予約システム、更に予約システムを導入していない施設や自前で持っている施設等、、、

結局ユーザー目線だとそれぞれのサイトに訪問して空きがあるのかどうかを確認する必要があるので、非常に使い勝手が悪いです。

更に料金プランも大体ベース料金が1.5万円∼2万円/月くらいで、そこにサイト経由での訪問だと利用料の15%追加とか、色々オプションが付いてくる様な体系になってきました。

閃いたわたし
閃いたわたし

あれ、これって自分で使いやすいシステム作っちゃって、半額の7000円とかで料金設定したら、全部うちのシステム使ってくれるようになるんじゃね?

こんな風に考えたわけですね~(うん、浅はか!笑)

わたし
わたし

ちなみに全国に有料で予約システムを使ってくれそうな民営のフットサル施設は大体700くらいあって、、、、そのうちの例えば30%だけでも採用してくれれば200施設だろ、、、

わたし
わたし

7,000円×200施設= 140万円/月!!!!!

という感じの妄想をして滅茶苦茶テンション上がっていました。笑

副業でこのレベルまで収益化出来たら万々歳ですよね、しかも実際は予約システムが稼いでくれるので一度使い始めればそれなりに手間をかけずに継続的に使ってもらえる可能性が高そうです。

という事でまずは私が理想として思い描いていた予約システムの仕様書案作り、エンジニアさんに相談してみる事にしました。

細かい仕様案は割愛しますが、LaBOLAのシステムをベンチマークして使いづらい部分を改良したようなものです。

わたし
わたし

Iさ~ん、私こんな仕様の予約システム作って欲しいんですけど、出来ますかね?

Iさん
Iさん

はいはい、なるほどね~出来ます出来ます、お任せください、ゴホッ、ゴホッッ!!

わたし
わたし

おぉ、、頼もしいですね!幾らくらいでどのくらいの期間が有ったらできますかね?

Iさん
Iさん

以前私が作成した美容室の予約システムがあるのですがそれをベースにカスタマイズしていけばそんなに費用も時間もかからず、作れますよ、まぁ1か月くらいで20万くらいですかね~、、ゴホッ、ゴホッッ!!

わたし
わたし

日に日に咳が酷くなってる気がするけどタバコ止めた方がいいだろ、、、

でも20万くらいで作れちゃうんだ、、、これはやるしかないな!

わたし
わたし

是非ともお願いします! そしたらすぐ着手金振り込むんで早速作業開始お願いしま~す!

Iさん
Iさん

承りました~、、ゴホッ、ゴホぉぉぉッッ!!

~そして2~3週間後~

Iさん
Iさん

とりあえず、プロトタイプ的なのが出来ましたよ~、どうですか?

わたし
わたし

おぉ~~~、中々いい感じですね

実際に出てきたシステムはこんな感じでした。

予約システムのイメージ

うん、悪くないな! って感じはありましたがまだまだ細かい機能が不足していたり、エラーっぽい現象も多発していたので、これをベースにブラッシュアップしていく感じかな~といったところでした。

わたし
わたし

ありがとうございます、色々確認してみたら、こことここと、この辺の動作がオカシイですね!あとこの辺をもうちょっとこうして欲しいなぁ

Iさん
Iさん

了解です~、結構追加開発も必要になってくる部分なんで費用はもう少し掛かっちゃいますが、改修していきますよ

まぁこんな感じでコミュニケーションもスムーズで、仕事も非常に早くしかもコストも安い、Iさんはかなり私の中で満足感高いエンジニアさんでした。

ただ、、、、ある時から急に連絡が取れなくなっていってしまいます。

酷い時は約束していた打合せ(といってもSkypeですが)にも表れず翌日くらいに、謝罪のメールが来たりとか、約束していた納期までに改修が終わってないので、確認しても数日間何もレスが無いとか、、、

これまでの対応が嘘のようにドンドン対応が悪くなっていくのが明らかでした。

そしてある日を境にパタッと、、、連絡が途絶えてしまいました。

結局そのままいなくなってしまったのですが、、、結局何が理由だったのかは全く分かりません。まぁもっといい仕事が見つかってこちらを断るのがめんどくさくなったのかもしれませんし、体調を壊したのかもしれません、、、真実は闇の中となりました。

ただ、私としてはまだまだ開発が必要な機能が沢山ありますので、代わりのエンジニアさんを見つける必要があり、再びクラウドワークスで募集を掛けます。

当時はまだエンジニアの需要がそこまで今ほど高く無く、結構安い料金で請け負ってくれる人が沢山いましたので、すぐに代わりの方は見つかりました。

ただここから本当の意味でエンジニアとの付き合い方の難しさを身を以て体験する事になります。

1人目:Wさん(確か北欧に在住)

わたし
わたし

初めまして~、今ここまで出来ている予約システムのこの辺のバグを直して、こんな機能を追加したいんです~

Wさん
Wさん

はい、了解です~、料金と納期はこのんな感じですがどうですか?

わたし
わたし

大丈夫です!お願いします~

Wさんは仕事も丁寧で早く、Iさんより少し高くなりましたが、料金も許容範囲でした。最初の改修分の契約が完了した際に、引き続きお願いしたい、と伝えたところ、、、

Wさん
Wさん

構わないですけど、ちょっと料金体系は変えさせて頂きますね、最初は大分サービスで安めに設定してましたので、、、

何と提示された金額は2倍近く!一般的にエンジニアさんは時間給で料金を提示してくることが多いのですが、流石にこの金額は払えない、と泣く泣くお別れしました。

2人目:Eさん

Eさん
Eさん

何でもお任せください、一緒に頑張っていきましょう、是非わたくしめに~

めちゃめちゃやる気アピールと雰囲気も良かったのですが、いざデモ的なもの簡単に作ってもらったら、、全く技術力が無く、本人も難しいと感じたのかご破談となりました。

3人目:Mさん

3人目のMさんは個人での請負と思ったら結果として法人として仕事を受けたい、というパターンでした。まぁちゃんとやってくれるのであればどっちでもいいかな、と思ってたのですが、、、問題が起こったのは一応契約結んで依頼分の改修箇所を納品頂いた際です。

探すわたし
探すわたし

すみません、納品頂いたシステムですが、こことここの箇所がちょっと動かないんですが、、あとここも出来てないです。

Mさん
Mさん

あぁ、そこは仕様書にはっきり書いてない箇所なんで、対応してませんよ。

わたし
わたし

え、でも事前の打合せでニュアンスはお伝えしていますよね?ここ対応してくれなきゃ、システムとしてちゃんと機能しないじゃないですか

Mさん
Mさん

いえいえ、そういわれても仕様書に記載の無い箇所は対応しません

もうこんな感じの押し問答をずっとやってる感じでした。これまでの方と比べてもそれなりに費用感も高めでしたが、超ドライで(まぁ当たり前かもですが)全く気をまわして何かやってくれる、事前に聞こうとする、といった対応がゼロでした。

まぁこの時に意思疎通の徹底やちゃんと仕様書という形で思いつく部分は全部書面に落とし込まなゃダメだ、と学んだのですが、、、

で、結局継続して仕事を頼むわけにもいかずすぐ喧嘩分れしました。笑

4人目:Sさん

こうやって改修を小分けにして複数人に頼んでいくと費用が嵩むんですね、、そりゃそのシステムの内部構造を掴んである程度慣れるまでは作業効率低いですし、当たり前です。何とか中長期でしっかり並走してくれるエンジニアさんを見つけたい、、、と思ってた矢先でした。

Sさん
Sさん

ちょっと今のやり方だと過去改修してきたコードの中身の履歴とかが全然残ってないので、ちゃんと残す様にしましょう。GitHubを使ってコード変更を管理していきましょう。

わたし
わたし

何ですかそれ?でもちゃんと引継ぎしやすくなるのは良いですね、是非お願いします。

まぁこんな感じで今のやり方等に対して色々(サービスで)助言とかもしてくれる方で、エンジニア歴はそこまで長くありませんでしたが、ある程度技術力もあり、「この人は良いかも・・・」とようやく相性・条件の合う方に巡り合う事が出来ました。

ここから予約システムの開発をスピードアップして進めていく体制がようやく整ったのです。

~次回に続く~

■ここまでのWEBサービス制作の為の投資額
・XOOPSでのシステム開発:25∼30万円程度
・Wordpressへのシステム移行:10万円程度
・予約システムの開発(途上):50万程度
・施設情報のデータ入力:プライスレス

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