不動産投資のデート商法とは

ちょっときな臭いタイトルなのですが、今のご時世誰でも被害に遭う可能性があるかな～と思いましてちょっと書いてみようと思った次第です。

実は私自身この所謂デート商法の被害者になりそうだった経験があります。　またこの出来事も私が不動産投資（の勉強）をしっかり始めてみようと思った1つのきっかけでもあります。

デート商法という言葉の定義はまぁググって頂いたりしたら色々出てくるとは思いますが、要は色恋（相手に恋愛感情を抱かせて）を仕掛けて盲目状態にコントロールして価値のないものを買わせる、って手口ですかねぇ。

古くからで言えばキャバクラで大金を貢いでしまう男性や最近では社会問題化している歌舞伎町のホストやコンカフェといったところでしょうか。

ちょっと本筋とは外れますが私自身も特に若い頃はキャバクラには仕事やプライベートでも飲んだノリでたまに行ったりする事もありましたが、よくこんなもんに何十万も使ったりするやつがいるもんだよね～と思っています。　

いや、勿論どっかの会社のオーナー社長の様に湯水の如く金があったり交際費として処理して税金圧縮とかならまぁ分からなくはないですよ？　ただね、、、平凡なサラリーマンがとても健全に遊べる様な場所では無いですよね。

最近社会問題化しているホストの手口も酷いもんですよね～、個人的に興味があって、歌舞伎町の実態を取材したノンフィクションルポとかも何冊か読んだりしたのですが、ホストが少し精神的に弱っている女性、複雑な家庭環境で育って愛に飢えている女性なんかに色恋を仕掛けて、何十万～何百万円もの飲み代（その時点で異常ですが、、、）を借金させる。
その支払いをさせるために風俗や立ちんぼをさせる、という構図になっているケースが圧倒的に多いみたいです。　

実際に立ちんぼで有名な大久保公園やハイジア周りを興味本位で見に行った事ありますが、ほんとに結構な数の女の子（どう見てもかなり若い子）が立ちんぼしてますからね、、、ほんとにここ日本なのかなって光景ですよ。　

まぁこの話は今回のタイトルとは関係無いのでこの辺にして、本題に戻ろうと思います。

マッチングアプリでの出会い

では実際に私は体験したこわ～い話をしていきましょうか。。。

ある日私は今話題になっているマッチングアプリを社会勉強も兼ねてやってみよう！と思い立ちました。とりあえずちょっと後輩に話を聞いて有名所のpairsかタップルでいいかなって事で少しカジュアル寄り（らしい）タップルを始めてみたのです。

やったことある方は分かると思いますが、まぁマッチングアプリってほぼ相手の選別要素が「お顔」のみなんですよね。笑　
女性はどうだか知りませんが男性はほぼ好みの顔面を持つ女性だけをひたすらイイネ！していくわけです。

そんなある日こんな感じの女性とマッチしました。。。

・顔面：うん、可愛い（私基準）
・年齢：26∼27歳（だった記憶）
・プロフィール：ゴルフ好き、ﾅﾝﾁｬﾗｶﾝﾁｬﾗ～、休日はカフェで勉強とかしてます。

皆さん、ここテスト出ますからしっかりメモですよ。
カフェで勉強とか自己啓発を匂わせている奴、露骨に投資がどうとか書いている奴はかなりきな臭いと思ってください。笑

ただカフェで勉強に関しては何とも言えないですよね、、、ほんとに意識高い系の可能性もありますからね。

ちなみに私はその時その様な予備知識は無かったので単純に可愛い子とマッチ出来てラッキーとしか思っていません。

で、やり取りが始まったわけです。（以下何となく覚えているやり取り）

そのあと軽く雑談で何往復した後に、、、

みたいな感じで、なるほどね、、、、、健全で初心な子なんだな～とか勝手に脳内変換して約束の日時や場所なんかを決めました。　

そしてその日を心待ちにウキウキして過ごしていたわけです。

アポ当日

さぁアポの日がやってきました、仕事終わりにあるターミナル駅で待ち合せ。　出来る私はあまり人がいなさそうなカフェを予約しておきました。　

そして待ち合せ時間、、、お相手と合流。

（おっっっ、写真の通り普通に可愛い）と思ったんですが、何かすっぴん？に近いような感じで恰好が凄いカジュアル（スウェットみたいな、、笑）な感じでオヤッと、少し思いましたが、まぁ気にしない事にしてました。

アレッ、、、そんな感じ？って思ったんですけど、まぁいっかという事でそのまま一番近くで見つけたカフェに入りました。

んでそのまま小一時間くらい雑談してて楽しい時間を過ごしていたわけですが、いつしか話はカフェでの勉強の話に。　
ちょっといいところを見せてやりたいというショーも無い見得から、、、

・・・・ん？　どっかで聞いた事ある様な話やな、、、そして女は続けます。

キターーー！　この瞬間これまでの違和感が一気に核心に変わりました、完全にデート商法やんけ！！

ここで私の興味は一気にデート商法の具体的な手口に移りました。　

てことで、「ええ、いいですね！　今度是非一緒に話聞かせてもらいたいですね（ニッコリ）」と回答しましたとさ。　

でも少し思いました、、デート商法にしてはラポール形成（信頼感を築く）する前に打診しちゃってね？と、、もうめんどくさくなったのかな？笑

2回目のアポ

さてこんな感じで向こうからするとカモ葱状態での2回目のアポとなりました。（今思うとなんて暇人なんでしょうか。。。笑）

なんと今回は場所の指定が入りました。指定された場所は、、、、あのルノアー〇！！　

おいおいどうなってんだよ、学生時代のトラウマがフラッシュバックします。この喫茶店は何も悪く無いのですがやはりよからぬ事を話しやすい雰囲気のある場所なのかもしれません。（確かに店内広くて席間のスペースも余裕あるし、聞かれたくない話がしやすいかもしれませんね。)

とりあえずカフェ勉女さんと合流し、軽く雑談、、、今から来る人は自分で事業をしていて、いかに凄い人なのか、すごく忙しい人だから、という事を改めて聞かされます。

ちなみに前回のアポの際もちょこちょこありましたが、「上場してる会社に勤めてるの？」とか「年収どのくらいなの？」みたいな探りはチョコチョコありまして、これは要は不動産買わせるときに融資が引けるかどうかを確認していたわけなんですね。

そしてとうとう親玉(女)が遅れて降臨します。

アレ？　こいつは俺の地元の先輩か何かだったかな？　とりあえずマジで偉そうな感じでした。。笑

そういった目線で見てたからかもしれませんが、正確の悪さが顔に出てる、、というか、よくこんな感じで営業してこようと思ったな、と感心しました。笑　

もしかすると気の弱い人とかだと効果てきめんなんですかね。

結局、急速に興味を失った感じでしてそそくさと帰っていきました。自分で頼んだオーダー分（カフェラテとハニートースト＝2000円程度）を支払う事も無く、、、笑

結局具体的な物件の紹介まで行きつかなかったので分かりませんが、本来はおそらく将来の不安を煽ってワンルームマンションを買わせる手口なのかと思われます。
私はこの当時殆ど不動産投資に関する深い知識はありませんでしたので、アポ前日に簡単な知識を予習していきましたが、結局そこまで深い話には至りませんでしたのでまぁ詐欺みたいな物件を紹介するつもりだったのでしょう。

その後色々調べてみるとこういったケースだと、都内のワンルームマンションを割高で購入させられる事が多いようです。　

通常不動産の売買の場合、物件の元売り業者、販売業者がいるのですが（元売りが販売を兼ねる場合もアリ）、そこに加えて今回のデート商法の様なやり方でフリーランスの販売ブローカーが絡んでくる事もあり、結局その人達への販売成功報酬も発生する（物件価格に依りますが100万～数百万円くらい）様です。

そうなるとこの販売ブローカーへの報酬も余分に払わされることになり非常に割高になるわけです。

実際いい物件であればこんな怪しい販売ルートから販売先等探さなくてもすぐに買い手は見つかりますので強引な営業やこういったデート商法を使わないといけない時点でもうダメ物件確定、というわけです。

• その結果ダメ物件をかなり割高で買わされる　
• 毎月の持ち出しが発生するようになる　
• 話が違う、と売ろうとしても大損する値段でしか売れない
• 最悪の場合、自己破産

という未来が待っている可能性もゼロではありません。

不動産物件のごり押しには要注意を

正直今回のやり方でクソ物件を買っちゃうような人いるのかな？と疑問に思いましたが、もっと相手を惚れこませてから切り出す手口もあるみたいですし、気を付けなければいけないのも事実です！

そもそも既に書いた通り、いい物件は営業などかけなくても瞬間蒸発的に直ぐ売れますし、そのような良い物件が何の伝手もコネも大した資産も無いサラリーマンに回ってくる事などあり得ません。

実際に少し勉強して不動産物件を探してみるとよく分かります、、、、

「全然買いたいと思える物件が無い、、、」、、、、もし運よく見つかっても一瞬で買い手が何人も入り、瞬く間に売れていきますのでそもそも土俵に乗る事すら難しい。

不動産投資の業界は昔と比べれば大分健全性が上がってきたと言われている様ですが、まだまだ不透明性が高く、正しい物件選びの基準や情報が非常に曖昧な世界である事は依然変わりありません。

私もまだまだ駆け出しなので、偉そうな事が言える立場ではありませんが、普通のサラリーマンを食い物にしようとするクソ不動産屋や巧妙化される販売手法に騙されてしまうと人生が破綻する危険性があるのが不動産投資です。　

正しい知識でクソ物件を掴まされない様に日々精進していくのみですね。